英文ライティングに特化した、実用英語を習得したい方のための学校

院長の習慣(いつのまにか月刊)慎重 7月10日

Intermediate コース開講!

6月30日からいよいよIntermediateコースが始まりました。Introductoryコースから進んでいただいた4名に、大学の先生と翻訳家の卵の2名が加わり6名の船出です。既に2回の授業が終わりましたが、白熱教室とまでは言いませんが、生徒さんの熱心さのおかげで教室は盛り上がっています。初めてこの手にいただいた授業料、無駄にはしません。往々にして新米先生というのは自分が何を教えるかに焦点が行きがちですが、私は少なくとも、生徒さんが「なんだか英語が書けるようになった」というその実感を得ることだけにフォーカスしていきます。それが、それだけが、この名もない学校が生きてゆく”よすが”ですから。

東京進出決定!

本日株式会社NEWSの法人登記申請手続きが完了。7月23日付で認可のはこびとなる見通しです。設立地は、エヘン、東京都千代田区六番町15-2。上智大学のある四ツ谷駅麹町口から徒歩1分の主婦の友会館並びのビルの3階。10月からこちらで本開講いたします。

 

 ブーリン家の姉妹

前回更新から見た映画で特筆だったのは「ブーリン家の姉妹」。この話は歴史ドキュメンタリーか何かで大筋知ってはいたが、日本の戦国ものに「大奥」を混ぜたような世継ぎの話で、その後近隣をはじめアジアまで巧妙に世界を支配してゆくイングランドも昔は大変だったんだ。英国国教会がこういう経緯で出来たなんて知らなかった。高校で教えてくれたかなあ。原題はThe Other Boleyn Girl、という意地悪な題名。私は姉ナタリーポートマンより妹スカーレット・ヨハンセンが趣味なので、私がヘンリー八世だったらもう少し歴史も穏やかだったろうに、とこういうのは妄想というのか。。。

 

院長の習慣(いつのまにか月刊)慎重 6月9日

あと1回

私を含め誰もが完走は出来ないだろうと見ていた、NEWSライティング入門コース全10回がなんと来週完結する。完走である。記録は問わないで欲しい。とりあえずこのレースの主役である生徒の皆さんに拍手。そして私からは深甚なる感謝、というしかない。とにかく「少し書けるようになったかな」という感想をもってテープを切っていただきたい。後生だから。

小学生の英語

一応業界関係者なので一言。デンマークもオランダも自国語では”食えない”ので準English Speaking Countryになった。我々日本人もそういうことならそういうことで腹を括って英語やるしかない。自民党、ちゃんとそう言え。さすがに「日本語がおろそかになる」という偽善で反対する者はいなくなる。それにしても、何かチームや組織を強くしたい時は、まず指導者を替えたり鍛えたりしないか?駄目な会社は新人研修ばかりしたがるけど、まさか小学生の根性やその親の射幸心をあてにしていないよね。大丈夫かね。

内田けんじ

NEWS開講以来、一週間で休日は原則日曜午後だけなので、楽しみは録画しておいた衛星放送の映画を見るのがせいぜい。それでも「あたり」はある。”アフタースクール”という映画は面白かった。①構成が緻密で場面転換が巧み。(黒沢の影響散見)②ドアップ映像は目立たずロングショット(引いて撮影する)で画面が安定。③犯罪ものなのにエログロシーン一秒もなく引っ張る。④何よりオリジナル脚本・監督だって。すごいじゃんこの内田けんじって監督。とネットで調べたら、えっ、サンフランシスコ州立大学卒って後輩だし。いつかスポンサーになりたい。文化庁芸術選奨受賞?授賞理由は、あっ、俺が④で褒めてる理由と一緒じゃん。

 

 

 

 

今週の一句 6月9日

明日へとただ明日へと夏燕

 

 

 

夏燕は子育てに忙しい。親はひたすら餌を獲り子はひたすらそれを食む。弱音や愚痴をこぼしている暇はない。びゅんびゅんと生きる。かくありたい。

 

今月の一冊 2013年5月

死ぬまでに観たい1001本の映画

写真は酔って帰った私を見た私の家人ではない。ジャネット・リーという女優さんである。映画ファンならご存知だろう、ヒチコック「サイコ」の有名なシーン。この写真を表紙にいただくこの本は、50人くらいの欧米映画評論家が文字通り古今東西の映画から1001本の映画を選んで、あらすじと評価を添えた名作ガイド。厚さは10cm近い。私の持っているのは2004年版。その後2010年まで盛り込んだ改訂版が出ている。

時間軸を映画創設時からとっているので、映画史探究的な興味も満たせるし、1001本の中でも作品により見開き2ページ写真付き、1ページ写真付き、および半ページ文章のみで紹介、の3パターンがあって自ずと格の違いを示して面白い。欧米のインテリ評論家が日本映画をどう見ているかも一つの読みどころ。私の持っている2004年版で最高待遇を受けているのは黒沢の「羅生門」「七人の侍」「乱」溝口の「山椒大夫」そしてジブリの「千と千尋」の5本。こういう本に付き物の不満だが「えっ、こんなのが」というのも入っているし「あれがないじゃん」というのも沢山ある。でも一つの物差しで、たまたまテレビで観た映画に良かったなあと思ってこの本に収められてると、なんだか少し嬉しくなる。因みに結構古い映画は観てる私でもまだ1001本の3分の1も観ていない。(しばらくは死ねない。)

自慢話を一つ。大学3年から勤めて1年目までの3年間、国立市内に配られる月刊フリーペーパーに国立と立川で公開される映画(国立にも名画座があったのだ)から1本選んで評を書いていた。最終回はデビッド・リーン監督の「アラビアのロレンス」で私は「映画とは、スペクタクルと緻密な人間ドラマを融合させるという点で突き詰めると、デビッド・リーン監督の作品に行きつくのではないか」という趣旨の事を書いた。(今、目の前にそういう生意気を言う学生がいたら首を絞めたい。)ところが、この「1001本」を読んで驚いた。高名なインテリ批評家による「アラビアのロレンス」評は、私がその頃書いた表現・内容ほぼそのままだった。ふふなあんだ。ああ、でも俺もうちょっと上手い生き方出来なかったかなあ。

 

 

院長の習慣慎重 GW特別号

西門商店街の秘密

GW。NEWSに土日を費やしてるので久々の休日。小中高のお友達と楽しい麻雀。で、いそいそと我が懐かしの相模原へ。折角なので途中この西門商店街を写メに収めてきた。え、そんなとこ知らない?

瑛多と松田龍平のテレビ東京のドラマ「まほろ駅前番外地」のオープニングシーンはここ相模原6丁目の西門商店街アーケードなんです!!なつかしいなあ。小学校前に母親に手を引かれて買い物来たし、高校の夏休みはここにある洗濯工場でバイトしたし。パチンコ屋でチンピラにからまれ走って逃げたり。それがなあ瑛多と松田龍平のドラマに毎週出て来るなんてなあ。出世したなあ、西門!長生きして良かった。

ところでこの「まほろ駅前」、 近年のテレビドラマの水準からしたら出色の出来。さすがに原作が純文学系だけあって人物造形が繊細。エンタメ色を前面に出しながらも、ぎりぎりのリアリティを保っている。この脚本監督の大根さんという人「モテキ」の監督らしいけど、もっともっといくんじゃないか。松田龍平の怪演も楽しい。毎回 のゲスト出演者もみないきいき。特に高良健吾のチンピラ役は特筆もの。町田(まほろは町田のこと)相模原で育った人間にはああいう空気のチンピラわかるわかる、というか絶対いたぞ!

今衛星放送のテレビ東京で再放送やってます。我が西門も是非ご覧ください。

院長の習慣慎重 4月21日

本日の説明会ご出席の皆様有難うございました。

今日の説明会にも、まさに足元のお悪い中、6名の方にお越しいただいた。感謝。今の所は無料セッションだし、来週以降も続けていただけるかは全くわからないが、これで当初目標としていた10名体制でのスタートが切れた。

後はNEWSの提供する学習が、来ていただいた方のニーズに符合するか、日曜午前中という貴重な時間枠を3カ月に亘り惹きつける磁力を持ち続けるか、だけ。そしてその先のIntermediateコース(有料)に何割の方が。。。

まあ、「今でしょ!」とか言って人を惹きつられる役者でもないし、逆算して事を進められるほどのベテランでもないので、毎週毎週の授業と添削で受講者の予期を超えていくことを積み重ねる、そのように力と誠意を尽くす、しかない。

TOEIC VS TOEFL

自民党がTOEFL90点(120点満点)をトップ30大学卒業の要件にする提言をしたとか。英語能力のメジャメントとしてはTOEICより優れているし、TOEICに冷や水を浴びせる効果はよしとしたいが、自民党の皆さん、今のTOEFLibtで90点を取れる学生が何割いるのか見当をつけてるのだろうか。恐らくせいぜい5%で、その5%の9割は帰国、留学、ハーフ、のいずれかまたは重複だろう。90点は普通の公立高校から刻苦勉励してトップ30大学に入った人が、普通の学生生活で到達出来る点数ではない。セミプロの私が保証する。さあ今度は留学のゲーム化が始まるか。

 

院長の習慣慎重 4月11日号

4月7日の説明会にお越しいただいた皆さんには本当に感謝したい。小さな船出だが、私には大きな一歩だった。

私には看板が無い。すなわちNOVAでもCoCoでもサイマルでもない。そんな所に、如何に無料とはいえ、日曜の午前を潰して来ていただいたことは立派なコストである。その皆さんの期待にそむかないよう、14日の第1回目授業はよくよく準備したい。これまでどこにもなく、誰もやらなかった、役立つものにするつもりだ。私には看板がない。しかし、理想がある。

くぐり抜けた花水木

庭に昨年植えたハナミズキの白い花が咲いた。自慢ではないが(俳句を趣味とするものの風上にも置けないが)植物に感動したのは、これが生まれて初めてである。高校生の頃、小椋佳さんの「くぐり抜けた花水木」という歌が大好きだったが、その花が今自分の庭にある。

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その花の道を来る人の 明るい顔の不思議さに くぐり抜けてみる 花水木 (小椋佳) 今週の一句も宜しく