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院長の習慣慎重 2015年1月5日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もNews Writing Schoolを宜しくお願いします。昨年は大学の講義やら、事務所移転やらで何かと慌ただしく、古人曰く、「貧乏暇無し」を地で行った1年でした。今年はあらためて「どうしたら受講者の皆さんがすいすい英語を書けるようになるのか?」をもっともっと突き詰めて考えゆくことにフォーカスしてまいりたい、と決意を新たにしております。現実に、この広い何でもある東京で、常識的価格で英語を書くことを教えるのは当校だけなのです。そんな少々の使命感を胸に。

映画三昧

12月30日から1月2日までの96時間、辞書を開かなかった。何年振りだろう。そして映画通の後輩たちに教えを乞うて選んだ(新作情報では敵わない。クラシックなら負けないのだが)DVDを中心に映画に読書にどっぷりと浸った。これも何年振りだろう。以下寸評。
マダムインニューヨーク:ギンレイホールで。職業柄観ておかないと、ということで。うーん悪くはないが。
もらとりあむタマ子:素晴らしい。省略の効いた、研ぎ澄まされた脚本。小津の切れ味。前田は地?
馬車馬さんとビッグマウス:元シナリオ青年としては個人的に大感激。10分短くすれば傑作だったのに。
きっと、うまくいく:成程、これはいい。「マダム」もそうだが、ボリウッドフィルムって洗練されてるんだなあ。
七番房の奇跡:複数の後輩が絶賛。巷の評価も高いが私は二つの理由で駄目だった。
Help:Beatlesでは無くて公民権運動の話。重いテーマを巧く呑ませる。黒人女優が素晴らしい。
おとなのけんか:ポランスキーのほぼ舞台劇。さすが展開緩みなく、落ちも皮肉も効いている。

この他年末に川本三郎「マイバックページ」山田太一「月日の残像」と2冊の名エッセイを読了。「タマ子」の山下監督が撮った「マイバックページ」のDVDも観たがこれも良かった。妻夫木主役だが「悪人」より彼の持ち味がとてもストーリーに合っていた。
最後に、テレビで録画した「ドクトルジバゴ」。これはもう世界遺産にすべきですね。

今月の一句

写真取るぞと云ふ父なくてお正月

帰る実家が無くなって早七年。そういう齢ということか。