月別アーカイブ: 2013年9月

院長の習慣慎重 9月20日

10月3日いよいよ四ツ谷にて開講!
いや、その前に、国立モニター受講生の皆様長い間有難うございました。

9月15日国立モニター講座無事終了しました。ほぼ半年20回の75分授業に全部出ていただいた方も複数名いらっしゃいました。(「あまちゃん」の通算放送時間とほぼ同じ長さです!)
感謝感謝です。で、成果はどうだったか?
勿論みなさん達者になりました。いや自然になったわけではないでしょう。芥川ではないですが、
天の下に不思議なし。結局、毎週宿題をきちんとやった方は飛躍的に書けるようになる、
という平凡に聞こえるけれど重い真理を見せていただきました。
さあ、この経験を糧に日本の真の国際化と、少々のパンとワイン代のために
10月の四ツ谷での本開講、頑張ります!

誰が為のKokkai―gijidomae

オリンピックは有難い、と思えるほど私自身はまだ恩恵はあずかっていないが、東京中を英語に塗り替えるまたとないチャンス。昔、デンマークのコペンハーゲンからノルウェーはオスロを廻る出張に行った。前者はどこでも英語の標識があって何ら困ることはなく、さすがハムレットの国と感心したが、後者は列車を降りた途端現地語の標識しかなく文字通り右往左往させられた。ノルウェーも我が国も英語の案内が少ないのは悪気ではないのだろうが、もう少し意識して国際化を生き抜く姿勢を示す必要があるのは言うまでもない。私の会社の最寄駅、高級官僚と政治家の聖地の地下鉄駅標識をKokkai―gijidomaeとして平然としている神経はオリンピックを機に一刻も早く治すべきだろう。たいしたことではない。この標識を見て途方に暮れる外国人の気持ちを想像できれば、明日にも変えられる。

The Company Men

ベン・アフレック演ずる優雅な高給営業部長、朝のゴルフを終えて出社すると待っていたのは「余剰人員だから解雇する」という人事部長からの呼び出し。さあてどうするMBA。40手前でこのご時世にほっぽりだされて同じような仕事が見つかるか?「こ、これは、お、おれ。。。?」(勿論ベンアフレックに似てると言う意味ではない)映画としての出来なんて吟味する余裕なく、元部長さんの就職活動に涙し、じわじわ迫る家計圧迫のエピソードはどんなホラーより怖い。ああ、そうなんだよなあ、とうなずきっぱなしだった。これは海の向こうの話と思える方がうらやましい。

The Company Men (2010) Poster

今月の一句 9月20日

フィレンツェの糸杉月に届かざる

糸杉と星の見える道

かの地では糸杉は死の象徴で、見渡す限りの平野に突き出た糸杉は墓標だそうである。
天に近づくためと聞いた。月は俳句では秋の季語。(絵はゴッホの「糸杉と星の見える道」)